肉のリズム

21時くらいになると、脳の働きが落ちてきますね。

とくに、酒とかいうハードドラッグを吸引しているときは尚更ですが。

 

日常や仕事をしていても、21時以降は

科捜研の女」を観る以外は何もしたくないです。

 

すべての自分が経験した物事は記憶と結びついているのですが、

記憶は思い出せないものがほとんどで、ふとしたときにトリガーが

その正とも負ともいえないような何かがよび醒まされます。

 

それは心地の良い気持ちや、やすらかで楽しい感情を想起させてくれることもありますが、

それ以上に失った、今では手にしようのない、どうしようもないことだということの再認識にもつながり、

もはやBADな想い出を引き出されるよりも、かえってBADな気持ちになったりするものです。

 

過去の積み重ね、過去の経験により自分の今が、人間性や精神性や肉体が形成されているわけではありますが、

その過去とは何ら証左のないもので、今の自分が、安らかであったり、心地よかったりする記憶に縋っている姿は、

非常に滑稽で、軽蔑に値するものなのかもしれないです。

 

でも、過去の結果が今を作っているとするならば、

やはり何の証左も無く、曖昧な記憶のなかで、

それを紐解いていくしか、自分自身の今を知ることはできないわけです。

 

NUMBER GIRLは非常にいいですが、その中でも非常にいいのは、

「I dont know」という映画「害虫」に使われた曲です。

もちろん、他にもめっちゃいい曲があります。

 

なんだかノスタルジーな感じがする曲です。

 

目の前に立っている、優先席で席を譲る、インド人の親切な所作を見ながら、そう思いました。